第325章:気が進まない、再び計画を立てる

「あなたが本当にすごいって知ってる! もし話してくれるなら、それは私を信じてくれてるってことだよね。私もあなたに隠し事なんてしない――実は私、ワイジェイなの」

エミリーはレースをしている以上、トップレーサーのことは当然知っていた。

なにしろ、学んでいたころには彼の映像を見て研究までしていたのだ。

いまダニエルが正体を明かしたと聞いても、やはり少し驚きはした。

けれど驚き以上に、しっくりくる。

あれほど頭が切れて何でもできるのだから、走りがあのレベルなのも当然だろう。

「本当にすごいのはあなたのほうよ。私、あの頃あなたの映像を見て勉強したんだから」

エミリーは、ダニエルと「コースの...

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